愛犬の涙やけが消えない…フードが原因?見直すべき食事のポイント3つ

愛犬の涙やけ

毎日、愛犬の顔を拭いても拭いても、なかなか改善しない涙やけ。「もう何をしたらいいの?」と途方に暮れることありますよね。私も愛犬の涙やけに悩まされた一人として、その気持ち、痛いほどわかります。

涙やけは見た目の問題だけでなく、放っておくと皮膚炎の原因になったり、わんちゃん自身が不快に感じていることも。何より、あの可愛い顔が茶色く変色してしまうのは、飼い主としては見ていて切ないものです。

涙やけのある犬

「病院に行っても『体質だから』と言われた」「いろんなケア商品を試しても効果がない」そんな経験はありませんか?

実は、涙やけの根本的な原因の一つに「毎日食べているフード」が関係している可能性があるんです。フードの見直しで涙やけが改善したわんちゃんを何頭も見てきました。

今日は、愛犬の涙やけ改善に向けて「見直すべき食事のポイント」を3つ、具体的にお伝えします。この記事を読めば、あなたの愛犬に合ったフード選びの新しい視点が得られますよ。

目次

そもそも「涙やけ」って何?なぜ起こるの?

涙やけとは、目の周りの毛が涙で濡れ、時間の経過とともに酸化して茶色や赤茶色に変色してしまう状態のこと。特に白い毛のわんちゃんで目立ちやすいですが、どんな犬種でも起こり得ます。

涙やけが起こる主なメカニズムは次の2つです。

  • 涙の過剰分泌:何らかの原因で目に刺激を感じ、涙が多く出る
  • 涙の排出不良:涙の通り道(鼻涙管)に問題があり、うまく排出されない

涙やけの原因はいくつか考えられます。

  • 犬種による要因:短頭種(シーズー、ペキニーズなど)や目が出ている犬種は鼻涙管が詰まりやすい
  • アレルギー:食物アレルギーや環境アレルギーによる目の炎症
  • 目の構造的問題:まつ毛が内側に生えている、目が大きすぎるなど
  • 感染症:結膜炎など
  • 食事の問題:低品質なフードや食物アレルギーの原因となる成分

中でも「食事」が涙やけに及ぼす影響は見過ごされがちですが、実は非常に大きいんです。なぜなら、食べ物は体の内側から健康に影響を与えるもの。アレルギー反応や炎症を引き起こしたり、消化器官に負担をかけたりすることで、間接的に涙の分泌にも影響するのです。

「でも、どうやってフードを見直せばいいの?」

そこで、涙やけ改善に向けた「食事の見直しポイント」を3つご紹介します。

【涙やけ改善への第一歩】見直すべき食事のポイント1:アレルゲンになりやすい食材を避けてる?

わんちゃんの体質や個性があるように、アレルギー反応を示す食材も子によって違います。あなたの愛犬が毎日食べているフードに、実は「隠れたアレルゲン」が含まれているかもしれません。

食物アレルギーが涙やけを引き起こすメカニズムは次のとおりです。

  • アレルゲンとなる食材を摂取
  • 体内で免疫反応が起こり、ヒスタミンなどの炎症物質が放出される
  • 全身に炎症反応が広がり、粘膜(目の周りも含む)が敏感になる
  • 結果として涙の過剰分泌が起こる

犬の食物アレルギーで特に注意したい食材は?

  • 牛肉・鶏肉:意外かもしれませんが、犬のアレルギーでは肉類が上位です
  • 小麦・とうもろこし・大豆:穀物アレルギーも多いです
  • 乳製品:ラクトースが消化されづらく、問題を起こしやすい
  • :タンパク質アレルギーの原因になることも

「うちの子、いつも元気だから大丈夫」と思っていても、アレルギーが「目の周りの涙やけ」という形でだけ現れている場合もあるんです。

様々なドッグフードを比較している写真

涙やけ対策に有効な「低アレルゲンフード」の選び方

低アレルゲンフードを選ぶ際のポイントは?

  • 単一タンパク源:一種類の動物性タンパク質(例:ラム肉だけ、サーモンだけ)を使用したフード
  • 新奇タンパク質:あまり一般的でないタンパク源(カンガルー、鹿肉、ダックなど)を使用したフード
  • グレインフリー:小麦、とうもろこし、大麦などの穀物を使用していないフード
  • 加水分解タンパク質:タンパク質を小さく分解して、アレルギー反応が起きにくくしたフード

実際に試してみる場合は、少なくとも4週間から8週間は同じフードを継続することが大切です。アレルギー反応が落ち着き、涙やけが改善するまでには時間がかかります。焦らず、愛犬の変化を観察しながら続けてみてくださいね。

私の愛犬も、チキンからラム肉主体のフードに変えたら、2ヶ月ほどで涙やけがかなり軽減しました。「こんなに違うの?」と驚いたことを今でも覚えています。

ただし、重要なのは獣医師との相談です。特に他の症状(皮膚のかゆみ、下痢など)がある場合は、専門的な検査やアドバイスを受けることをおすすめします。

【品質がカギ】見直すべき食事のポイント2:添加物や質の低い原材料を使っていない?

ドッグフードの袋の裏側、原材料表示を見たことはありますか?小さな文字で書かれていますが、ここに涙やけの重要なヒントが隠されていることが多いんです。

涙やけとの関連が疑われる添加物

  • 人工着色料(赤色〇号、黄色〇号など):見た目を良くするためだけのもので、愛犬には全く不要。アレルギー反応や体内の炎症を引き起こす可能性があります。
  • 香料:犬の嗅覚は人間の数十倍も敏感。強い香りは過剰な刺激となることも。
  • 合成保存料(BHA、BHT、エトキシキンなど):フードの賞味期限を延ばすためのものですが、長期摂取によって体内に蓄積され、様々な健康問題の原因になりかねません。
  • 化学的な酸化防止剤:酸化を防ぐ目的で使われますが、自然由来の成分(ビタミンEなど)で代替できるものです。

これらの添加物は、体内で酸化ストレスや慢性的な炎症を引き起こし、涙腺機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。

原材料の「質」にも注目して

フードの原材料表示で「チキンミール」「ミート副産物」などの表記を見かけたことはありませんか?これらは、質の低いタンパク源であることが多いです。

「ミール」や「副産物」は、肉の残りカスや加工過程で出た部分を乾燥させたもの。栄養価が低く、消化も悪い場合があります。消化不良は腸内環境を乱し、体内に老廃物が蓄積。結果として、涙などの分泌物に影響が出ることも。

対して、ヒューマングレード(人間が食べられる品質)の原材料を使用したフードは、品質管理が厳しく、消化吸収率も高い傾向にあります。

私の友人のトイプードルも、ヒューマングレードのフードに変えてから目やにが減り、涙やけもだんだん薄くなっていったそうです。

「添加物不使用」「無添加」と書かれていても、実は法律の範囲内で一部添加物が使われていることもあります。裏側の原材料表示をしっかりチェックする習慣をつけましょう。

【愛犬に最適化】見直すべき食事のポイント3:栄養バランスと消化のしやすさは?

涙やけの改善には、体全体の健康バランスを整えることが大切です。特に注目すべきは、次の栄養素です。

涙やけ改善に役立つ可能性のある栄養素

  • オメガ3脂肪酸:EPA、DHAなどの良質な脂肪酸は炎症を抑える作用があり、目の健康維持にも重要です。サーモンオイルやフラックスシードオイルに多く含まれています。
  • ビタミンC:適量のビタミンCは免疫機能をサポートし、涙の質を改善する可能性があります。
  • プロバイオティクス:腸内環境を整え、免疫システムのバランスを保つのに役立ちます。

避けたほうがいい過剰摂取

  • 過剰なミネラル:特にマグネシウムやナトリウムの過剰摂取は、体内の水分バランスを崩し、涙の分泌量に影響することがあります。
  • 過剰な糖質:血糖値の急上昇は体内の炎症を促進し、涙やけを悪化させる可能性も。

腸内環境と涙やけの関係

「腸は第二の脳」とも言われるほど、腸内環境は全身の健康に大きく影響します。実は、涙やけと腸内環境には深い関係があるんです。

腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると(ディスバイオシス)、体内の炎症レベルが上がり、様々な分泌物(涙も含む)の質や量に影響します。

消化しやすいフードを選ぶことで、腸への負担を減らし、間接的に涙やけの改善につながることが期待できます。

私の経験では、食物繊維が適度に含まれ、プレバイオティクス(善玉菌のエサになる成分)を含むフードは、愛犬の便の状態を良くするだけでなく、涙やけの改善にも良い影響がありました。

また、愛犬のライフステージ(子犬・成犬・シニア)や活動量に合わせたフード選びも重要です。例えば、シニア犬なのに子犬用の高タンパク・高カロリーフードを食べていると、消化器官に負担がかかり、結果として涙やけが悪化することも。

商品と犬が並んでいる

涙やけ対策フード選びの総まとめ&おすすめ紹介

ここまでお伝えした「3つのポイント」を実践するために、具体的なチェックリストをまとめました。

涙やけ対策フード選びチェックリスト

アレルギー対策

  • 単一タンパク源か、または愛犬が初めて食べるタンパク質を使用している
  • グレインフリー(穀物不使用)、または低アレルゲン穀物を使用している
  • 原材料リストがシンプルで、理解しやすい

添加物・原材料の質

  • 人工着色料・香料・化学的保存料不使用
  • 明確な肉源が最初の原材料に表示されている(「ミール」「副産物」ではない)
  • ヒューマングレード(人間が食べられる品質)の原材料を使用

栄養バランスと消化性

  • オメガ3脂肪酸が含まれている
  • プロバイオティクス・プレバイオティクスが配合されている
  • 愛犬のライフステージと活動量に合っている

このチェックリストを満たし、多くのわんちゃんの涙やけ改善に役立っているのが「p-cares」のフードです。このフードは、私がこれまでお伝えしたポイントをすべて押さえた、涙やけに悩むわんちゃんにぴったりの商品なんです。

p-caresフードの特徴

p-caresは、涙やけに悩むわんちゃんのために特別に開発されたフードです。

一般的なフードとの大きな違いは?

  • 低アレルゲン設計:厳選された単一タンパク源を使用し、アレルギー反応を最小限に
  • 完全無添加:人工着色料、香料、化学的保存料を一切使用していません
  • 消化吸収に優れた原材料:ヒューマングレードの高品質原材料を使用
  • 腸内環境をサポート:プロバイオティクスとプレバイオティクスが腸内フローラを整える
  • オメガ3脂肪酸が豊富:目の健康をサポートする必須脂肪酸をたっぷり配合

実際に使用されているわんちゃんのご家族からは、「2週間ほどで涙やけの色が薄くなり始めた」「1ヶ月続けたら、目の周りの毛が以前より綺麗になった」「食いつきも良くて、続けやすい」といった喜びの声が寄せられています。

私自身、涙やけに悩む友人のわんちゃんにこのフードをおすすめしたところ、約3ヶ月で目に見える変化があり、とても喜ばれました。特に毎日のケアが大変だったオーナーさんの負担が減り、わんちゃんとの時間をより楽しめるようになったそうです。

もし、あなたの愛犬の涙やけでお悩みなら、ぜひ一度試してみる価値がありますよ。

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まとめ

愛犬の涙やけ、フードの見直しから改善できる可能性があることをお伝えしました。大切なのは、単に「涙やけ対策フード」というラベルに頼るのではなく、今日お伝えした3つのポイントをしっかり押さえたフード選びをすること。

フードを切り替える際は、急な変更は消化器官に負担をかけますので、古いフードと新しいフードを徐々に割合を変えながら、1週間〜10日かけて移行すると安心です。最初は新しいフード25%:古いフード75%の割合から始め、徐々に新しいフードの割合を増やしていきましょう。

そして最後に、大切なことをお伝えします。涙やけの原因は食事だけでなく、複数の要因が絡み合っていることが多いです。フードを見直しても改善が見られない場合や、涙やけ以外の症状(目の充血、かゆみ、頻繁な目やになど)がある場合は、必ず動物病院で獣医師に相談してください。

愛犬の目元がキレイになり、より一層その可愛さが際立つ日を願っています。涙やけケアは一朝一夕では解決しないこともありますが、あなたと愛犬の毎日が少しでも快適になりますように。一緒に根気強く、愛情を持って取り組んでいきましょう!

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